限りない暴走のままに 〜ご挨拶に代えて〜
第九話「サーバーに転送しよう」
・・・っていっても、まだトップしか出来てないけどね。
「でもさ、その前に、このXXXXでホムペ作ったらトップページのどこかにロゴ入れとかないといけないらしいんだけど」
・・・・・・・・いちお、文字で入れといた。
あのロゴこのページに似合わなさすぎだから。
が、とある事情により、後にこの文字も削除される運命にある。
「ふぉおさんがどこかから拾ってきたBBSは稼動してるから、せめてトップぺージぐらいはお広めしたい」
そうだね・・・・・・・。BBSからホムペに行くと工事中って言うのもね・・・・。
「このソフト使えば簡単に転送出来るんでしょ?」
・・・・・驚くほど簡単。とは書いてあるけどね。
「あははははは!!!できないよ?」
は?
「できない」
・・・・やっぱし?
全部あってるんだよね。とりあえずは。
「なにが?」
サーバーのなんとかとか、なんとかかんとかっていうファイル名とか。
「あってるはずだよ?ほら」
なんとかかんとかで意味が通用するところがこの二人のすごいところ。
「でも送れないね・・・・」
なんでだろう・・・・?
「それがわかれば送ってると思う」
・・・・・そうだね。
じゃ。
「じゃって・・・おい!!!」
遅いから帰るわ。あとよろしく。なんとかしてね。
「こらまてーーー!!!!」
しかし、 本当に何とかするとは夢にも思ってなかった。
「もしもし?」
・・・何でしょう。くそ忙しい仕事中の私にわざわざ電話なんて。
「転送出来たよ」
は?
「トップページ転送出来た」
うそ?できたの?どうやって?
「TZ(行き付けのパソコンショップ)いって、やってもらった」
・・・・はい?
「ハードディスクかついでいったの」
さくらんのつかっているパソコンはもちろんノート型ではない事だけを記しておく。
「で、そこによく来るお客さんにやってもらったの」
・・・・そ・・・・そお・・・・。
「でも、なんだか驚くほど難しいよ。結局DOS−V画面とかつかってたし」
どちらかといえば、私はハードかついでいったあんたに驚いてるけどね。
「ユーザーサポートに電話するより確実じゃん」
・・・そうだけどね。
「ま、そんなわけだから、お仕事頑張ってねん」
あとにはあんまりな方法に呆然とする事務員が一人。
ほんとにいいのか、こんなんで。あらゆる所で迷惑をかけまくる二人の明日はどっちだ。