限りない暴走のままに 〜ご挨拶に代えて〜
第七話「トップページを作ろう」
・・・・・・・・・・・やっと・・・・・・ここまでこれたね・・・・・・・。
「そーだね・・・・・・・・」
でさ、今気づいたんだけど、トップページのレイアウト、どうしようか?
「・・・・・・・・・・あ」
今ごろ気づくな。頼むから。
「とりあえずさ、なんかお屋敷とか館風のイラストか、写真を素材集の中から探してバーンとのっけよう」
なら、どれにする?私的にはこれなんか好きなんだけど。
「・・・・どこが館?」
いや・・・・なんか、群狼の島っぽくていいなーなんて。
「おお!!・・・でも、群狼の島なら、こっちがいいよ」
あ、いいねぇ。かすかに神殿だか館っぽいのがうつってるし。
あいも変わらず、目的を見失っている二人である。
「じゃ、それインストールして」
うい。
で、これをとりあえず、トップの写真として・・・・・・・・うおおを。
「・・・・なにしてんの?画面中にゼラス様の家たくさんならべて」
好きでならべたんじゃない・・・・なにこれ?・・・・・え?
「イメージを壁紙として設定しなきゃいけないんじゃないの?」
それをしたら、こうなった・・・・・・・。あれー?
「イメージを貼り付ける」のと「壁紙として設定」は別のものであることに気づかないかぎり、先に進みはしない。
「・・・そうだよね・・・・。壁紙にしちゃああなるよね・・・・・。ふぉおさんたらおばかさん」
あんだよ。さくらんだって、気づかなかったくせに。
・・・・・・・・偶然出来たとは、二人に名誉のために伏せておくべきであろう。
「で・・・・・これの上にタイトル乗っけて・・・・・・・・・・・・・・ねぇ」
・・・・・・なに?
「イメージの上に文字のっかんないよ?」
ふえ?
でも、素材集のだとのってるよ?のっかんないってことは・・・・・・文字のっかんないね・・・・・。
「どこかに文字ののせかた載ってない?」
んー・・・・・・・これかな。画像データに何らかの加工を加えるときは収録した画像データとおなじファイルけーしきをあつかえるぐらっふぃくそふとがひつよーです・・・・・・。
「・・・・・・・・・・・・・すぴー」
寝るなぁ!!!!たのむから!!!!!!
いいよ。勝手に適当なグラフィックソフトインストールしちゃうからねっ!!!!
そうして、時間だけがしずかに過ぎて行く・・・・・・。
トップページどころか、イメージの加工すら出来ない二人に、はたしてホームぺージを作る資格があるのだろうか。
・・・・・・・・・どうでもいいが、何も知らなすぎるぞ。二人とも。