大暴走in夏コミ

(8/13〜8/15 in 東京)


8/12 コミケ前夜 〜いわゆるひとつのお約束〜

 

「お車運転するのってどなたですか?」
ドリンクバーで飲み物を物色していると、不意に先ほどのウェイトレスさんがあらわれた。
「あ、あそこで座ってるのです」
正直にそういってしまったが、熊野の前には生ビールのジョッキがが置かれている。
・・・飲酒運転は免停食らう場合があるので、絶対に止めましょう。


さすがに、まずいとウェイトレスさんもおもったのか「ちょっとこちらへ」と熊野を別のテーブルに呼び寄せる。
そこで、道を詳しく知っていそうな厨房のおにーちゃんに、道を教わっているようす。
「この地図あげましょうか?」
おにーちゃんが親切にもそういってくれたにもかかわらず、さすがにそこまでしてもらうにはいかないとおもった熊野はそれを断ってしまう。・・・・・・・当然、後に悔やむことになるのだが、道をわかっているつもりになっている熊野がそれにきずくはずない。・・・・・・いっしょに道を聞いていなかったふぉおの不覚である。

ともかく、道がわかって安心した一行は、食事をすませ、再び車へ。
「いまからだと・・・・・・3:00かな。家に着くの」
途中、コンビニによりつつも、ちょっぴし不吉な予言をするふぉお。
「もうちょっと、早く着くよ」
たしかに、道もすいているので、順調に行けば1時間半ぐらいでつくはず。
「・・・そう?でも、きっと熊野さんは、あと3回道に迷うとおもうのよ。私は」
ふぉおは、地図がないためナビ役を完全に放棄していた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やなこというなよな・・・・」
とかいいつつ、いきなり迷う。
お店の、おにーちゃんの言うとおりに行くと、どうやら高速に乗れそうもないという勝手な判断で違う道に行ったのが敗因(まあ、確かにそんな雰囲気ではあったのだが、もしかしたら、おにーちゃんのいっていたとおりだった可能性がないわけじゃない)
それでも、しばらく、標識のとおりに車を走らせ、行く手に見えるあれはっ!!!!驚くことに、先ほどのファミレスっっ!!!!
いったいこいつら何やってるんだ・・・・・・・。

「・・・・・あの、にーちゃん拉致ってくるか・・・・」
物騒なことを言い出す熊野。
「地図くれるって言ったとき、遠慮しないでもらっとけばよかった」
「・・・・・人の行為を無にするから・・・・」
「・・・・・これからは二度と遠慮はしない」
妙なことを誓うが、それよりも今は高速に乗ることが先決である。
「Kさん、疲れてたらてきとーにねててください」
「はーい」
とかいいつつ、音楽をガンガンかけまくる(笑)
CDドラマとかもかけたりして、車も熊野+ふぉおも暴走するよ、果てしなく。

で、ふぉおの予言通り3回迷って高速に乗れた瞬間車内大拍手。乗れたのは人に聞いたからでもなく、帰巣本能でもなく、ましてや熊野の勘なんかでもなく、ただ、すべての道はどこかに続いているという理由による。
変な予言するんだったら、正しい道でも探せ!!!などといわれたふぉおは高速に乗ってからは、優秀なナビに。高速道路をかっ飛ばし、迷うことなく出口へ。・・・・・・で、いきなり道を間違える。
地元だろ。お前ら・・・・・・・・・・・。
Kさんのそんな心の声が聞こえた。

結局・・・・・・・ゴールである熊野の家についたのはAM3:00。
汗を流して、夜が明けたときのために十分な睡眠を・・・・・とる前に、パンフレットのチェック(笑)
本来であれば、とっくに家に帰ってきていてチェックも終わっていたのだろうが・・・・とりあえず、大体のチェックを終わらせたころにはAM4:00をすぎていた。

 

次回へ続く