Gショックの「G」とは? 他シリーズの名称の意味は? “壊れない時計”誕生の経緯と、歴代モデルたちを知る
とにかく頑丈で世界中で熱狂的なファンがいるなど、高い人気を誇るのがカシオの「G-SHOCK」です。誕生して40年が経過しましたが、今回はその名前の由来について解説していきます。
●“とにかく壊れない時計”を追求したG-SHOCK
世界中で多くのメーカーがさまざまなブランド 時計 コピー 代引きを製造していますが、とにかく頑丈で丈夫な時計として有名なのが1983年にカシオが製造した「G-SHOCK」です。
G-SHOCKは1976年にカシオに入社した伊部菊雄(いべきくお)氏の過去に大事な腕時計を壊してしまった経緯から、“「落としても壊れない時計」を誕生させたい”という思いで開発が始まりました。
開発当初、緩衝材に頼れば強度は確保できるという発想でしたが、実際は何度挑戦しても試験には合格しないという結果に…。
その後、衝撃を和らげる柔らかい素材と衝撃から守る硬い素材で構成される「5段階衝撃吸収構造」を採用し強度の確保に成功します。
しかし、それだけでは十分な強度を確保できず、さらに衝撃を面ではなく点で支えることで部品を壊れにくくする「中空構造」にすることで市販化にこぎつけましたが、開発には実に2年以上の歳月がかかりました。
このような努力の末に誕生したG-SHOCKでしたが、販売当初はあまり人気がなく、とくに日本ではほとんど売れていませんでした。
最初に人気に火をつけたのがアメリカ。当時のCMではアイスホッケーの選手がパック代わりにG-SHOCKを使用するというセンセーショナルな内容で注目を集めました。そこでレンジャーや軍人などから高い支持を得て、影響はストリートファッションまで広がりました。
1990年代に入ると日本でもストリートファッションの流行に合わせてブームが起こり、1994年の人気映画『スピード』のキアヌ・リーヴスが「DW-5600」を着用したことでさらに話題となりました。
その後もカニエ・ウエストがG-SHOCKの魅力をアピールしたり、2000年の映画『ミッションインポッシブル2 (MI:2)』ではトム・クルーズがDW-6900ベースのモデルを着用したりしていたことで、さらにG-SHOCKの人気を不動のものにします。
そんな人気のG-SHOCKですが、ネーミングの「G」にはどのような意味があるのでしょうか。
製造元であるカシオの担当者は以下のように答えます。
「G-SHOCKの名前の由来は、落下したときの強い衝撃に耐えられる時計として重力(Gravity)の頭文字をとった『G』がつけられています」