限りない暴走のままに 〜ご挨拶に代えて〜
第十一話「新企画をつくろう 」
は?
・・・・毎回思うんだけど、さくらんって唐突だよね。
「そお?」
・・・・で、今度は何だって?
「だからね、今まであたしたちがホムペ作るために流した汗と涙の物語をみんなに伝えようという企画なんだけど」
・・・・・・・誰が伝えるの?それ。
「ふぉおさん」
・・・・・自分の部屋と小説すら書く時間の無い私にまだ、何か書かせるか?
「でも、ほら。こんな奴でもホムペが作れるって、みんなに勇気と希望を与えるのは正義だとおもわない?」
まーねー・・・・・。でも、私、魔族だから。
「うん。知ってる。でも、正義のために、ね?」
なぜ、魔族が正義のために?
「いいからいいから」
結局、押し切られる。
「なんだかんだいって、結構のってかいてるよね」
・・・うるさいなー・・・。どうせ話を書くの好きだよ。私は。
うううううう・・・・・・さくらんに乗せられた・・・・・・・・。
でも、そんなに一気にかけないから、連載形式でいいよね?
「うい。案外あたしらのくだらない話よりうけたりして」
事実は小説より奇なりって?ありえるかもね。あはは。
・・・・あえてコメントは記さず。
「それにしても、あたしら、まぬけだよね」
なにが?
「やってる事」
え?
これ、フィクションだよ?
「・・・・・・そうなん?」
おや、さくらんには心当たりがあると?
「いや・・・・あの・・・・・」
私たちはこんなにお間抜けじゃない。ええぜったいに。
「・・・今、自分を作ってるよね。ふぉおさん」
おだまり。
そんなわけで、くどいようですがこの話はフィクションである。
こんな事やってる暇があったら、各部屋のレイアウトやら転送方法を勉強した方がいいぞ。と誰かツッコむべきじゃないのか?
しかし、二人の暴走はとまらんぞ。